為替！ドル円の値動き！ ドル円の為替レートの記録をチャート付で綴る。

ドル円が77円台を一時、推移しました。
数年前の120円だった頃に比べて、およそ6割ほどになっています。


欧州債務懸念や政局不安でのユーロ売りと欧米の株式市場の軟調さなどによるリスク回避の流れが優勢となっっています。
また、米国の雇用関連指標などが弱い結果であったことも、リスク回避の動きに影響しているようです。

懸念が再燃して高まれば、ユーロ売り＆リスク回避の流れとなり、懸念が緩和しれ弱まるれば、ユーロ買い＆リスク選好の流れとなります。


なお、スペインで9兆円超の資金が流出して、それが円に向かっているという情報もあります。

スペイン、9兆円超の資金が流出 　そのまま円買い資金に

スペイン中央銀行は５月３１日、今年１～３月期に同国から国外に流出した資金額から流入した額を差し引いた純流出額が９７０億ユーロ（約９兆４千億円）に上ったと発表した。
英紙（電子版）などが伝えた。

経済危機の進行で、企業や投資家がより安全な国外に資金を逃避させる動きが加速したためとみられる。
スペイン財政の先行きに対する疑念が強まる中、さらに市場心理を悪化させそうだ。

恐らく、まだ円の買いが進むのではないか、というのが私の考えです。
興味深い記事を発見しました。

円・人民元の直接取引、東京・上海で始まる

円と人民元の直接取引が１日午前、東京と上海の両外国為替市場で始まった。
これまでは市場での流通量が多いドルを挟んで売買していたが、直接取引が広がれば企業が支払う手数料の低下が見込める。

東京では国内三大銀行がそろって参入した。
三菱東京ＵＦＪ銀行によると、東京市場の初値は１元＝12円33銭だった。

東京市場では取引に参加する銀行が円・元の交換レートを提示し合い、それに基づいて取引する。
三菱東京ＵＦＪでは...

これまでドルを仲介して取引をしていた円人民元の取引が、直接の取引になるようです。
つまり、ドルの需要はなくなるということで、それは結果的に円の価値を押し上げます。

今後、欧州の動向とともに、円の動きに中止していきたいものです。

 今週のドル円は、上げから始まり中盤以降は下げ一辺倒でした。
上げていくのかと期待していたのですが、、、

また週末、米国雇用統計の指標結果が悪かったことで、ドル円はさらなる下げとなりました。
米国の景気、まだまだ冷え込んでいるのですね。
当分は復活することがないように思いました。

そろそろ80円を割った姿が標準的になるのも時間の問題なのかもしれません、、、
とはいえ、日本も震災の後遺症、原発の問題、菅直人総理辞職などの政治的リスクがあるので難しい相場ではありますが。

さて、来週の米国経済指標になります。

日付・曜日	指標
6 / 4(月)	ガイトナー財務長官の発言
65 / 5(火)	IBD/TIPP景気楽観度指数 消費者信用残高 バーナンキFRB議長の発言 3年債入札
6 / 6(水)	週間原油在庫 10年債入札 ベージュブック(米地区連銀経済報告)
6 / 7(木)	週間新規失業保険申請件数 貿易収支 卸売在庫 30年債入札
6 / 8(金)	輸入物価指数 財政収支